ほんの小さな起業からはじめてみる。


池袋の手づくりマルシェ「ぶくろマルシェ」の運営を手伝っていたとき、ちょっとしたきっかけで、自分も雑貨販売のお店を出店してみることになりました。


出店者になって感じたこと。

それまでは運営スタッフとして出店者さまに販売の“場”を提供する立場だったのですが、自分も出店者になってみて、運営する側とはまた違った視点でマルシェの空間を体感することができました。


商品の配置や見せ方・ブースの飾り方を工夫したり、お客さまが商品を見るときの導線に注目したり、商品を買ってもらえたときの喜びを味わったり、他の出店者さまたちとの助け合いに心が温まったり。

スタッフとしてその場を見ているときと、販売ブースの中から見る景色は全然違うものに感じました。


最初は商売に自信がない。

また、「何か商品を販売する」という経験が自分にはなかったので(コンビニのアルバイトをやったぐらい)出店準備をするにあたって、十分な品数を用意することや、それぞれの商品の適切な価格設定を考えることも難しかったです。


プロでもない自分が作ったこんな稚拙な商品が本当に売れるのだろうか。。?と疑問に感じてしまうこともありました。

マルシェの出店や販売を本業にしている人たちに比べたら、自分がやっていることは学園祭の出し物レベルにすぎないんじゃないか。。?と。


「小さな起業」からビジネスのセンスを磨く。

でも、別にそんなことは関係ないですよね。

自分が作ったものを自分が決めた価格で売って、お金をいただいたら、小さな金額だとしてもそれは商売であることには変わりない。


自信がなくて当時は認識できていませんでしたが、今思えば、気づかないうちに自分はちゃんと「小さな起業」をスタートさせていたんだなと思います。


でも、イベントに出店して楽しかったからそれでおしまい、というのでは意味がない。小さな起業をして、その後は何をやるのか。別の商品を売ってみるとか、サービスを売ってみるとか、ちょっとでも興味があることやできそうなことはやってみて、センスを磨いて自分のビジネスを進化させていくことが必要です。


自分にはビジネスを生み出す力はないと思っていたけれど、そう思い込んで何もしないのはもったいない。小さくてもいいから、まずは行動してみたいと思います。